日記 2012年2月
2012年02月29日
まだまだ乗り手には厳しい季節が続いています
冷たい雨が降る栗東トレセンで追い切りに乗ってきました。坂路へ行ってみるとミゾレ混じりの雨。さらに金勝山を見上げると雪になっていて、ちょうど雨と雪の境界線で仕事をしていることに気がつきました。明日から3月になるというのに、まだまだ乗り手には厳しい季節が続いています。
ところで、最近の栗東の坂路は速い時計が出にくいコンディションが続いています。ウッドチップが細かくこなれ過ぎていて、踏み込んだ脚が路盤に深く入り込む感じと言えば伝わるでしょうか。非常に力が要る状態であるのは間違いありません。今日なんかはオープン馬でもしまいの1ハロンに14秒を要すケースもザラでした。
ファンの皆さんにしてみれば、追い切りタイムで好不調の判断がしにくいのかもしれませんが、ボク自身は速い時計が出ない馬場があってもいいと思っています。追い切りはあくまでも追い切り。そのあと、実戦に向けての変わり身がいちばん大事なんです。
余談ですが、栗東の場合、坂路のことを「ヤマ」と言いますが、美浦では「サカ」。時計の出方に大きな差があるのは、この言葉のニュアンスの違いで伝わってくるような気がしませんか?
今日はこれから川崎へ遠征。エンプレス杯に参戦してきます。雪の予報が心配ですが、覚悟を決めて頑張ってきます。
2012年02月22日
スマートファルコン、ドバイから待望の招待状が届きました!
フェブラリーSは悔いの残る騎乗をしてしまいました。1打席限りの代打でしたから、主戦の佐藤哲騎手に特徴を確認し、作戦を練りに練って臨んだつもりでしたが、結果から言えばトランセンドをアテにし過ぎました。勇気を持ってあの馬を途中で見捨てることができていれば、もう少し際どい競馬ができていたと思います。1万7000回も乗せてもらっているというのに、競馬は思うようにいかないときのほうが多いです。
スマートファルコンのもとへ、ドバイワールドカップから待望の招待状が届きました。小崎調教師に伺ったところ、正式な招待状はまだなのだそうで、まずは電話でその旨が伝えられたということ。もっとも、その招待状にしても、皆さんが想像されているような仰々しいものではなく、普通の紙に必要最小限のことが書いてあるだけだそうです。少し待たされた分、余計にうれしく感じるニュースでした。トレイルブレイザー(ドバイシーマクラシックに登録)の招待状はまだなので、今度はそちらが待ち遠しいです。
今週は土日とも中山で騎乗します。土曜は千葉S(マルカバッケン)、日曜は中山記念(ナリタクリスタル)。どちらも相手は強いですが、考え過ぎずにいい競馬をしたいです。
2012年02月16日
トレイルブレイザーで京都記念を快勝しました
先週はトレイルブレイザーで京都記念を快勝。少頭数でも質の高いメンバーが相手でしたから、価値のある勝利だったと思います。選出されれば、の条件付きではありますが、ドバイシーマクラシックへ行くプランも浮上しました。まだ届いていないスマートファルコンの分も含めて、ドバイからのエアメールが気になる毎日です。
火曜日は中京競馬場の新コースを試乗してきました。広々とした大きなコースで、戦略を立てる楽しみができました。ゴール前の坂も、勝敗を分ける大きなカギになるはずです。3月のオープンはきっと盛り上がるはずです。
そして、昨日はフェブラリーSの追い切り。エスポワールシチーは、先週もお伝えしたように非常にいい状態です。相手(もちろんトランセンド)はかなり強力ですが、可能性はあると思っています。なにしろ、久々の中央のG1チャンス。皆さんご想像の通り、張り切っています。
2012年02月09日
エスポワールシチーに初めて乗りました
火曜日は競馬学校騎手課程の卒業式に列席しました。騎手会長になってからは恒例の行事となっていて、そのたびに学校にいた当時のことが懐かしく思い出されます。あの当時は苦しかったとしか感じませんでしたが、いまは全然違う気持ちで門をくぐることができます。これが年齢を重ねてきたということなのでしょう。今年の卒業生は僅かに5人でした。ボクらのころは毎年10人前後はいましたから、明らかに減ってきています。これも世間の情勢に合わせた動きなんでしょうね。この世界でも中途採用が導入されているほどですから。
昨日、水曜日は佐賀記念に参戦。吹雪のなか、騎乗したタカオノボルはよく頑張ってくれましたが、最後に差されて2着に惜敗。かじかんだ手が、余計に冷たく感じました。
そして今朝は栗東で追い切りに騎乗。佐藤騎手のケガで代打騎乗が回ってきたエスポワールシチーに初めて乗りました。コンディションがよくない坂路での追い切りでしたが、馬なりで素晴らしい動き。すごく賢くて乗りやすい馬で、やっぱり違うという印象。フェブラリーSが楽しみになりました。
2012年02月02日
スマートファルコンが川崎記念でレコード勝ちしました
負けられない戦いだったスマートファルコンの川崎記念は、皆さんもすでにご承知の通り、レコード勝ちという結果を出すことができました。時計の出やすいコンディションではありましたが、従来のレコードを2秒も縮めたのですから、これはまさに馬の力。重賞9連勝というのもとんでもない大記録でしょう。これでドバイ挑戦がいよいよ近づいたと思いたいのですが、選出されるかどうかは主催者次第というのがもどかしいところではあります。しかし、英国のブックメーカーでは早くもドバイワールドカップのオッズが発表されており、スマートファルコンを2番人気にしている会社もあるとのこと。知名度はすでに世界レベルのようですから大丈夫と思いたいです。
さて、いいこともあればそうでないこともあるのがこの世界の常。今週はフラガラッハで東京新聞杯に参戦するのを楽しみにしていたのですが、追い切り後に回避の連絡がありました。急きょ京都参戦に切り替えましたが、騎乗馬は少なそうです。土曜日はエルフィンSのメイショウジェーンに期待していたのですが、こちらも追い切り後に回避が決定・・。正直言ってテンション下がってますが、反動でいいこともきっとあるでしょう。

