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日記・コラム

日記 2009年12月

2009年12月23日

来年のためにも負けたくない一戦

 有馬記念の追い切り日とあって、栗東トレセンはたくさんのマスコミの皆さんで賑わっていました。ボクも騎乗するリーチザクラウンの勝算について、根掘り葉掘り尋ねられましたが、自信の弁を語ることはできませんでした。チャンスはある、と思ってはいるのですが、どう考えても有利な展開にはならないような気がするからです。例年、スローペースにはならないのが有馬記念。縦長の展開は後ろから攻めてくる馬たちに有利、というのが競馬のセオリーです。とはいえ、ゲートが開いてみないとどうなるかわからないのが競馬です。これから本番まで、いいイメージに変わるように努力してみましょうか。

 今週は土曜日の阪神に組まれている「ラジオNIKKEI杯2歳S」も注目の1戦です。ボクはヴィクトワールピサで来年のクラシックにつながるレースをするつもりです。この馬のデビュー戦は、のちに朝日杯FSを勝つローズキングダムに敗れた秋の京都の芝1800m戦。そのあとの2戦が文字通りの楽勝でしたから、2頭がどんなにレベルが高かったがわかるでしょう。まさに”伝説の新馬戦”でした。思えば、昨年の秋の京都の芝1800mの新馬戦も伝説の1戦。1着アンライバルド、2着リーチザクラウン、3着ブエナビスタ、4着スリーロールスですから、すごいとしか言いようがないでしょう? 少し前までは、あのディープインパクトもデビューした12月の阪神の芝2000mがエリートコースだったんですが、少しずつ期待馬のデビューが早まってきている現実があるのかもしれませんね。

 それよりも、まずは今週のヴィクトワールピサの走りに期待しましょう。ローズキングダムにもう一度いいところでぶつかるためにも、負けたくないところです。

2009年12月18日

レース中に寒いなんて思ったことはありません

 急に寒くなってきました。水曜日は川崎のナイター競馬に騎乗でしたが、手袋をパドックに置き忘れてしまい、一瞬「しまった」と蒼くなりました。それでも覚悟を決めてしまえば大丈夫なもので、手がかじかむということはありませんでした。慣れというのは本当にありがたいもので、ファンの皆さんが心配してくださるほどジョッキーたちが寒さに苦労しているわけではありません。とはいえ、調教の寒さは別モノで、今朝の栗東などはついに氷点下でのスタートだったそうですから、厚手のジャンパーを着込んでいたとしても泣きたくなるぐらいの寒さだったはずです。

 20年以上も乗ってきて、レース中に寒いなんて思ったことはありません。集中するからでしょうね。でも、スタート前の輪乗りは皆さんが想像する通りの寒さ。極限の薄着ですから、いくら着るものの素材が進歩しても自然にはかないません。今週末はさらに強烈な寒波が襲来するそうですから、覚悟して乗ります。

2009年12月13日

あせらずにじっくりと

 土曜日は足踏みしてしまった通算3300勝の区切りに、日曜の第1レースで到達。減ったり、遠ざかったりするものではないので、それ自体にプレッシャーがかかる性質の記録ではないのですが、たどり着いてみるとそのたびに独特の感慨を味わうことができます。今回も素直にうれしく思いましたし、勝てる馬に乗せてくださる関係者の皆さんに心より感謝しています。これから先も、1勝1勝を大事に積み重ねて、あせらずにじっくりと進んで行くつもりです。

2009年12月02日

今週はビッグチャンス

 ジャパンCのリーチザクラウンは、ご覧の通りの完敗。展開に恵まれなかったにしても、たとえば一瞬突き放すとか、そういう見せ場も作らせてもらえなかったのですから、現時点では上位との力差を認めないわけにはいきません。あの馬の活躍の場は、もっと違う距離にあるような気がしています。

 それにしてもウオッカの強さは見事でした。復活、という表現も見られましたが、前2戦の負けだって内容はありました。ウオッカ以上に、カンパニーが強過ぎただけだったんです。

 今週はジャパンCダート。米国のクラシックホース、サマーバードの走りを楽しみにしていたファンの方も多かったと思います。実はボク自身もそうでした。でも考えようによっては、ボクのヴァーミリアンの勝機がさらに濃くなったわけで、気を引き締めているところです。今週はまさにビッグチャンスです。