日記 2008年12月
2008年12月29日
いい形で締めて来年につなげるつもりです
ドラマのようなラストランVとはなりませんでしたが、メイショウサムソンは本当に一生懸命走ってくれました。ダイワスカーレットの強さの引き立て役? いえいえ、あれに真っ向から向かっていった姿は、きっと皆さんの記憶に長く残るものだと信じています。悔いのないレースができたと思っています。
今日は、今年の乗り納め。大井競馬場で行われる東京大賞典です。豪華メンバーが揃いましたが、そのなかでもヴァーミリアンは、みんなが認めるダート最強馬。最後はいい形で締めて来年につなげるつもりです。レースは16時30分発走。ボクはこれから競馬場に入ります。応援をよろしくお願いします。
2008年12月24日
感動のメイクドラマを夢見て
今日は栗東トレセンまで馬に乗る恰好で行きましたが、結果的に調教騎乗はなし。もう右手に違和感はないので、どんどん頼んでくれてもいいんですが、厩舎の皆さんに様子を見られてしまっているようです。今週は、土曜に阪神「ラジオNIKKEI杯2歳S」のリーチザクラウン、日曜に「有馬記念」のメイショウサムソン。あと1、2頭あるかどうかという騎乗予定ですが、プロとして全力で騎乗することをここに誓います。
有馬記念は毎年いろんな形のドラマがある競馬です。今年は押し詰まった28日の開催ですからなおさら注目度も高いでしょうし、実際マスコミの扱いもにぎやかなようです。メイショウサムソンはこれがラストランで、正直言って全盛時の迫力が薄くなっている感触もあるのですが、ドラマチックといえばこれ以上の存在もいないでしょう。ボク自身はオグリキャップのラストランVをイメージしつつ、感動のメイクドラマを夢見ています。
2008年12月18日
乗りたい! たぶん、乗ります
たった3週間しか競馬を休んでいないのに、ずいぶんと久しぶりのような気がしました。久々に栗東トレセンの空気を吸った、率直な感想です。
もちろん、馬に乗る恰好で来ましたが、右腕のギプスを外すという、いつもなら絶対にない手順がひとつ入っただけで、大丈夫だろうかというちょっと弱気な自分に会ってしまいました。
それでも乗ってみたら、やっぱり気持ちよかった。武邦厩舎がおとなしい馬を用意してくれたこともありますが、バランスよく乗れたと自己評価しています。
今週の朝日杯FSは、ブレイクランアウトが最後までボクの騎乗を待ってくれています。出馬投票の〆切は今日の午後。まだ正式に返事はしていませんが、「乗りたい!」気持ちが「渇望」に変わってきているのが自分でわかります。
たぶん、乗ります。そのときはプロとして恥ずかしくない仕事をします。
2008年12月12日
復帰の最終判断は来週の半ばに
ごぶさたしております。右手以外は至って元気な武豊です。
ギプスが取れた、という報道もあったようですが、付け替え式のそれにかわっただけで、まだ完全に取れたわけではありません。寝るときは固定していなければいけませんし、正直言ってまだ痛いです。ただ、リハビリは制限付きであってもできるようになっていますし、日々よくなっていく感覚というのは確かに実感できています。
来週の朝日杯フューチュリティSには、ブレイクランアウトという楽しみな馬からの騎乗依頼があり、しかも戸田先生は「乗れるなら使うし、乗れないなら延ばしてもいい」と、ありがたい申し出もいただいています。これは、いまのボクには大きなモチベーションです。しかし、「乗れます」とはまだ言うことができないのが辛いところです。リハビリを兼ねた騎乗をするわけにはいきませんから、中途半端な返事はしたくありません。来週の半ばまで待ってもらって、乗れるのか乗れないのかをお返事させてもらうつもりでいます。
でも、そういう決断を自分の右手に問えるぐらいのところまで来た、というのはうれしい限りです。気持ちは、さらに前向きになってきています。

