日記 2008年10月
2008年10月29日
ウオッカの仕上がりは文句なしです
今日は天皇賞の追い切り。朝一番の最もきれいな状態の坂路でウオッカの状態を確かめました。想像していた通り、文句のつけようのないデキに仕上がっていましたから、きっといい競馬ができると思います。どうぞご期待ください。
菊花賞のスマートギアは、なんのロスもない、完璧な競馬ができたと思います。その結果が4着でしたから、敗因は距離なのか、あるいは力関係なのか。騎手としてはやるべきことはやった結果でした。ただ、ひとつ思ったことは、カジノドライヴがもし出ていたら多分勝っていただろうなということ。ブリーダーズCは、最も格が高いクラシックへの挑戦でしたから惨敗に終わりましたが、あの一戦だけで評価を下げてほしくはありません。カジノドライヴの芝? もちろんものすごく走りますよ。
先週は三浦皇成騎手の70勝突破も話題を集めました。それまでのルーキーの最多勝はボクの69勝。もしかしたら相当破られにくい記録なのかなとも思っていましたから、彼の活躍は素晴らしいの一言です。彼のおかげで関東にもいい話題が出てくるようになりましたし、今後も精進してほしいと願っています。ただ、これもひとつだけ余計なことを。70勝目がローカルの土曜1Rというのは華が足りません。三浦君は、もっともっと目立つ存在になってもらわないと困ります。
2008年10月16日
久しぶりに美浦トレセンへ
今日は本当に久しぶりに美浦トレセンへ。以前から頼まれていた2歳馬の追い切りがあったので、たまには、と出かけてみました。懐かしい仲間との再会もあり、楽しい時間をすごさせてもらいました。
岡部幸雄元騎手が馬に乗っているのを見て、一瞬「なぜ?」と思いましたが、11月9日に東京競馬場で行われるジョッキーマスターズ競走のために、体をつくっているのだそうです。そういえば、最近になって南井調教師も熱心に調教に乗り始めています。みなさん、負けず嫌いの血が騒いでしまうのでしょう。昨年、初めて実現して好評だった企画ですが、今年はあのとき以上に盛り上がりそうです。
2008年10月08日
あのスーパー牝馬を意識して
朝一番の栗東の坂路でウオッカの追い切りに騎乗しました。凱旋門賞でザルカヴァというスーパー牝馬の桁違いの脚を見てきたばかりでしたから、ウオッカの牡馬を蹴散らしてダービーを勝った実績がよけいに意識されました。ファンの皆さんも、今週の毎日王冠の注目はそこでしょう。ボクももちろん楽しみにしています。追い切りも、迫力のあるいい動きでした。
2008年10月06日
挑戦を絶やさず、いつかチャンスを
メイショウサムソンの凱旋門賞挑戦は、10着という残念な結果となってしまいました。
スタート直後に左右から挟まれる形になって、思ったようなポジションが取れなかったのが痛かったですが、それも競馬ですから仕方がないことでしょう。最後の直線は最内からよく伸びてくれましたが、それ以上に勝ったザルカヴァのすごい切れ味に圧倒されました。サムソンも伸びているのに、信じられないくらいの加速で抜けていきましたからね。あの勝ち方はすごかったです。
でも、サムソン自身の状態はすごくよかったですから、日本のホースマンの仕上げの技術は素晴らしいと思います。このノウハウを絶やさぬように、来年も再来年も挑戦し続けてほしいですし、そうすればいつかチャンスは来ます。今回の挑戦も様々な収穫があったと思います。まずは、メイショウサムソンと、スタッフの皆さんにお疲れ様と言いたいです。
2008年10月02日
メイショウサムソンは絶好調です
フランスから、メイショウサムソンの絶好調をお伝えします。
先週の追い切りも素晴らしかったのですが、今朝のそれはまさに完璧でした。スタッフの皆さんが、「ここは最高に居心地がいい。来る前はきっと日本が恋しくなるだろうと思っていたのに、意外なほどこっちの環境になじんでしまいました」と異口同音におっしゃっており、そのいいムードがサムソンにも伝わっているんだと思います。
本来は珍しいものがあれば見たがる(いわゆる「モノ見」です)好奇心旺盛な馬ですが、走らせれば見事な集中力を発揮するのも超一流馬に共通する特長でもあります。いまのメイショウサムソンなら、大仕事を成し遂げてもおかしくありません。近年でも最高の相手が揃った今年の凱旋門賞ですが、今日の追い切りで勝つイメージを頭に置いて乗ることができそうです。日曜の深夜ですが、応援をお願いします。

