日記 2008年2月
2008年02月26日
強烈な向かい風を切り裂くような力強さ
ヴァーミリアンの強さはまさに完璧でした。フェブラリーS当日は記録的な強風が吹いており、最後の直線は過去に経験したことがない強烈な向かい風でした。しかし、ヴァーミリアンの走りは、風を切り裂くような力強さ。勝てると信じてはいましたが、現実にそうなったときの気持ちは別物。ゴール前はボク自身、ヴァーミリアンの素晴らしさに興奮していました。本当に強かったと思います。
このあとはもちろんドバイワールドカップ。日の丸を背負って、世界一のタイトルに挑戦してきます。やれる、という手ごたえはもちろんあります。
今朝は、「はなまるマーケット」という朝の番組に出演。ちょうど、調教の合間に見ることができる時間帯ですから、仲間から「見ました」という電話やメールがたくさんきました。フェブラリーSの直後というタイミングですから、勝ったあとで本当によかった、と改めてそう思います。
明日は、川崎競馬場で行われる「エンプレス杯」。ちょっと格下感があるアイスドールですが、頑張ってきます。
2008年02月20日
久しぶりの再会
競馬明けの月曜日は、ジョッキー仲間で誘いあって、岡潤一郎の墓参りに行ってきました。北海道の様似まで、年に1回か2回は出かけて行っています。ついで、というわけではありませんが、ダーレージャパンファームの種牡馬展示会があったので、そこでアドマイヤムーンに久々の再会もしてきました。たくさんの方々が見に来られており、期待の高さが伝わってきました。
今週は、ヴァーミリアンでフェブラリーSに挑みます。現役最強のダートホースですから、気分よくドバイに駒を進められるようにするつもりです。期待してください。
2008年02月13日
雪にたたられっぱなしの2週間
この冬の競馬は雪にたたられっぱなし。2週連続で「続行競馬」やら、「中止順延」やら、ボクらジョッキーも身の振り方にアタフタさせられました。
予定では土曜京都、日曜も京都、月曜は佐賀記念ということだったんですが、土曜の京都競馬が2レースで打ち切りになり(ちなみに2連勝でした)、残りは月曜に「続行」ということになって、佐賀記念は諦めざるを得ませんでした。そんなボクよりもひどい目にあったのが安藤勝己さんで、土曜は京都、日曜は東京と、ともに雪の影響をモロに受ける場所で騎乗を予定していたので、月曜は佐賀記念と京都の続行競馬の両方を諦めさせられる事態となっていました。相手は自然ですから、これこそ仕方のないことです。
今朝は栗東トレセンが大雪。いわゆる「午後乗り」という事態になって、こんな日はジョッキーよりも調教助手さんたちが大忙しです。明日は普通に調教ができることを祈るのみです。
明日のボクは、園田競馬で行われる「ゴールデンジョッキーカップ」というレースに出場します。2000勝以上の騎手だけで争うイベントで、合計3レースのシリーズ。ボクは、珍しくくじ運がいいという噂なので、楽しみにしています。あとは、やっぱりお天気になってほしいですね。
2008年02月07日
競馬関係者の基本は乗り物に強いこと
先週は日曜競馬が雪で月曜に順延。決定となった時点で、日曜は調整ルームから外出することも可能なのですが、そういうわけにもいきません。グリーンチャンネルで、他場の競馬を観戦して過ごしました。正直、ありがたくない休みでした。
今週は土日とも京都で騎乗しますが、月曜は佐賀競馬場へ移動して、佐賀記念に騎乗することになっています。馬はサイレントディール、佐賀のダート2000mのレコードホルダーですから、もちろん期待しています。
今週は移動距離が少なくてすみますが、例えばサイレントディールの池江泰郎先生などは、土曜は小倉大賞典、日曜は共同通信杯(東京)、そして月曜は佐賀と、日本中をまさに右往左往するそうです。「武豊君じゃないんだから」と、苦笑していたそうですが、何年かあとに定年を迎える先生ですから、たしかに物凄いバイタリティーだと思います。競馬に関わる仕事は、まず乗り物に強くなければつとまりません。

