日記 2007年2月
2007年02月28日
レマーズガールのラストレース
フィリーズレビューで騎乗するアストンマーチャンの追い切りに乗って(非常にいい動きでした。課題は折り合いだけです)、そのまま川崎競馬場へ。今日限りで勇退される湯浅三郎調教師の最後のレースであり、重賞を9勝もしたレマーズガールにとってもこれがラストレースということですから、なんとか勝たせてあげたいと思うのは当然のこと。いつになく気負っている自分を感じていました。
結果は4着。競馬ですから、ドラマのようなわけにはいきませんでした。でも、湯浅先生やスタッフの皆さんが、精一杯やった充実感を表情に表してくださったのが救いでした。馬は、本当によく走ってくれたと思います。
川崎のレースのあとは、先週も予告したとおり、アラブ首長国連邦ドバイへ、0泊2日弾丸ツアーの敢行。騎乗する2頭の日本馬に、いい結果を残してきたいものです。それでは行ってきます。週末はもちろんJRAの競馬に乗ります。
2007年02月21日
今週末から多忙な1週間に突入します
先週のフェブラリーS。今年最初のG1ですからもちろん張り切って臨んだわけですが、シーキングザダイヤは力の半分も出してくれなかったように感じました。G1で2着9回という善戦マンだけに、こんな負け方をするのは本当に意外でした。
土曜日の京都記念はアドマイヤムーンが強い競馬をしてくれました。斤量(59キロ)がどうか、スタートがよくないのがどうか、と不安点もあったのですが、内容は100点満点でした。これなら今年は昨年以上に期待してよさそうです。
今朝はすみれSに出走するニュービギニングと、来週のチューリップ賞を予定しているローブデコルテの追い切りに騎乗しました。両馬とももちろん悪くありません。ニュービギニングは前走の4着が失望を呼んでいるようですが、ボクはそうは思っていません。直線もフサイチホウオーに離されずに食い下がっていましたから、現時点の完成度からしたらよく走っているんです。偉大な兄貴と比較されてしまう辛い立場に同情したくなります。
今週の競馬が終わったら、水曜日は川崎でエンプレス杯(レマーズガールの引退レースです)に乗り、その日の夜の飛行機でドバイに行って騎乗し、0泊2日で帰ってくるという忙しい1週間が待っています。大変? いえいえ、ジョッキーとしてこんなに幸せなことはないと思っています。
2007年02月14日
フェブラリーS、シーキングザダイヤの追い切り
バレンタインデーです。独身寮に住んでいた大昔には、大げさではなく軽トラック1台分ぐらいのチョコレートがいただけたものですが、最近は寂しいばかりです。幸四郎なら、きっとたくさんもらえるはずで、こんなときは彼がうらやましくなります。
それはさておき、今朝はフェブラリーSに出走するシーキングザダイヤの追い切りに騎乗しました。森調教師から「最近はズブさが出てきているので、追い切りでも以前のように動くかどうか」と聞いていましたが、大丈夫、いままで通りの素軽い動きでした。いつもよりいい、というわけではありませんが、これまで通りのシーキングザダイヤと思っていただいて結構です。あとは勝ち味の遅さだけ。運が向くことを祈るしかありません。
きさらぎ賞のオーシャンエイプスは、期待が高かっただけに意外で残念な結果でしたが、悲観するような内容ではありません。能力を出し切れなかったのは、いわゆるキャリアのなさから来るものですから、ボク自身のあの馬に対する評価は変わりません。ただ、クラシックに向けてローテーションがきつくなったのは確かなことです。このあと、順調に行ってくれることを願うのみです。
2007年02月07日
軽く飛べる本物の素材
きさらぎ賞に出走を予定しているオーシャンエイプスの追い切りに騎乗しました。坂路でのそれでしたが、併せた馬を持ったままでちぎり捨てて、ラストの2ハロンが12秒0−12秒0。新馬戦の勝ちっぷりといい、今朝の走りといい、素晴らしいもので、これは本物だと思います。ディープインパクトと比較するのはまだ早すぎますが、この馬も「飛べる」素材です。今朝だって、軽くですが飛んでいました。
先週のニュービギニングは、まだまだこれから良くなっていく馬です。現時点で、フサイチホウオーを相手に離されずに競馬ができたのですから、むしろ大したものだと思っています。
2007年02月01日
ヒヤッとしたり、ニンマリしたりの1週間
栗東トレセンへやってきて、追い切りを1頭だけ。ニュービギニングは昨日のうちに追い切られており、「よかった」という報告が届いています。池江泰郎厩舎ですから、ボクはレースに乗るだけでなにも心配はいりません。
たまっていたサインを片づけるのがおもな仕事で、日付を入れるときに「ああ、もう2月なんだ」と気がつきました。
先週はヒヤッとしたり、喜んだり、いろんなことがあった1週間でした。土曜の東京競馬でいきなり落ちたときは本当にヒヤッとしましたが、自分でも驚くほど冷静に対処できました。内ラチの支柱の隙間から転がるように逃げることができて命拾いです。
うれしかったのは、東京新聞杯で強いレースをしてくれたスズカフェニックスの本格化。難しいタイプの馬でしたが、これからが楽しみになりました。また、火曜日は佐々木竹見カップで、思いがけず優勝することができました。賞金があることも知りませんでしたから、200万円という高額を受け取って、思わずニンマリしてしまいました。
今週はニュービギニング、来週はきさらぎ賞のオーシャンエイプスと、クラシック候補たちに連続して騎乗できるのが楽しみで仕方ありません。そりゃ2月ですから、クラシックの蹄音が大きく近づいてくるのも当然ですね。

