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日記・コラム

日記 2006年11月

2006年11月26日

胸が熱くなりました

 期せずして沸き起こった万歳三唱。ボクも心の底からうれしくなって、何度も何度も手を上げてしまいました。今日は、みんなが待ち望んでいたディープインパクトの本来の姿。空を飛ぶ走りを披露することができました。

 池江先生が笑っていました。厩務員の市川さんも泣きながら笑っていました。池江敏行さんも込み上げるなにかをこらえるように笑っていました。ボクも胸が熱くなりました。いろいろなことがあっただけに、今日の勝ちは格別です。応援してくださったファンも皆さんも、きっと気持ちの中のつかえが取れたのではないでしょうか。本当にうれしいです。

 さあ、あとは有馬記念。ディープインパクトとあと1戦だけでお別れになるのは寂しいですが、最後の1戦は生涯最高の走りを皆さんに見てもらうつもりでいます。

 また、今日のような万歳がしたいです。

2006年11月19日

来週も満足のいく騎乗を

 マイルCSは会心の騎乗。スタートからゴールまで完璧に運んだ自負と手応えがありました。それでも、結果は2着。栄冠へもう一歩届きませんでした。こんなときは不思議なぐらい悔しさがありません。結果は結果、いい騎乗ができたことに満足できるからでしょう。ダンスインザムードの次の目標は香港。そこにはダイワメジャーが出て来ないようですから、楽しみが広がりました。

 ディープインパクトの禁止薬物の検出結果に結論が出されました。3着が取り消されたのは本意ではありませんが、池江先生はじめ、スタッフの皆さんに悪意がなかったことが公式に認定されたのはなによりでした。

 不世出ともいえる名馬の走りが楽しめるのもあと2戦だけ。ボクの仕事はもとより馬の能力を存分に引き出す騎乗をすることだけなのですが、残された2戦をディープインパクトの名前を汚さぬ勝ち方をする以外にありません。それが、降ってわいたようなスキャンダルに傷ついた、ディープインパクトとその関係者の名誉を回復する唯一の道だと信じています。変わらぬ声援を、よろしくお願いします。

2006年11月05日

スカッとしました

 天皇賞、JBCと、ひと息足りない競馬が続いて、ちょっと停滞した気分でしたが、今日のアストンマーチャンがスカッと晴らしてくれました。2歳牝馬の東西のトップクラスが揃っていたファンタジーSでしたから、この楽勝は価値があります。もう少し前半をリラックスして走れるようになったらもっと強くなりますが、現状でそれは高望みというものでしょうか。ただ、次のG1がマイルということを考えると、やはり折り合い面が課題であるとは言えます。

 表彰式のときに伺ったのですが、アストンマーチャンのオーナーは、この馬が初めてお持ちになった馬なのだそうです。稀に見る、素晴らしい馬運ではありませんか。あやかりたいものです。