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日記・コラム

日記 2006年10月

2006年10月22日

弟の好騎乗に降参です

 菊花賞のあの大逃げは、実は狙っていました。普通の逃げでは万に一つも勝ち目がないと思いましたから、イチかバチか、人気薄の気楽さで勝負に出てみたわけです。1周目のスタンド前を走っているとき、ターフビジョンにチラッと目をやると、「5ハロン通過58秒6」というテロップが確認できました。ボクが見たかったのはそれではなくて後ろの隊列。その数字が速いとか遅いとかより、後ろの流れが落ち着いていたので、内心シメシメと思っていました。終わってみれば3着。ボク自身うまく乗れたと思いますが、それ以上に今日は幸四郎が抜群にうまく乗っています。この菊花賞だけは、弟の好騎乗に降参です。

 ディープインパクトの禁止薬物問題は、非常にデリケートなことを含んでいるのでコメントを控えてきました。でも今日は言わせてもらいます。

 ボクは、大きな夢の実現に向かって一緒に馬を仕上げてきた池江泰郎厩舎のスタッフをどこまでも信じるつもりですし、池江泰郎先生のやられてきたことも、もちろん信じています。それがボクの唯一の答えです。

2006年10月18日

昨年より楽な立場を利用して存分に戦いたい菊花賞

 秋華賞のアドマイヤキッスは、いまも納得がつかない4着という結果。勝ち馬の強さには脱帽ですが、トライアルの内容から計ればボクの馬が力を出し切っていません。こんなこともあるので、競馬は難しいです。

 今週は菊花賞です。昨年とは比較にならないぐらい楽な気持ちで乗れますから、そういう立場を利用して存分に戦いたいですね。2冠馬に乗る石橋さんは大変な重圧と戦っているのでしょうが、去年のボクよりは楽じゃないかな? とも思っています。

 ディープインパクトが天皇賞に参戦するかも、と新聞はもちろん、テレビでも話題になっています。ボクにはまだなにも伝わってきていなくて、それを見て「へえ」なんて言っているわけですが、実に驚くべき注目度の高さだと思います。使うからには負けられない馬なわけで、特に池江先生は日々頭を悩ませていることと思います。ボクは、レースに出てきたときのディープインパクトを勝利に導くのみです。

2006年10月12日

ディープを勝ち続けさせることが残された仕事

 ディープインパクトの電撃引退発表。驚きましたが、故障などの悪い話ではないので、前向きに気持ちの整理をつけるしかありません。残されたディープとの時間を、勝ち続けることで締めくくるのがボクの仕事でしょう。

 さらに驚いたのが、今朝のスポーツ紙の1面。ほとんどがディープ引退をトップで報じていました。これも、本当にすごいことです。

 今週はG1・3連戦の初戦、秋華賞です。ディープインパクトが起こしてくれた競馬ブームを、さらに燃え上がらせるようないいレースをお見せしたいものです。そして、ボクのアドマイヤキッスが勝ってくれたら最高です。

2006年10月02日

本当に悔しく、残念です

 皆さんの心からの声援にこたえることができず、本当に申し訳ありませんでした。悔しいし、残念です。

 最後の競り合いの場面、いつものディープインパクトなら、あそこからもう1枚の超トップギアが出てきて突き放していたはずですが、今日はそれがありませんでした。馬場や展開は思っていた通りでしたし、ディープの力を100%引き出せていたら、決して負けることはなかったと思うのです。本当に悔しいです。勝ちたかったです。