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日記・コラム

日記 2005年4月

2005年04月27日

天皇賞、ボク自身は楽しみにしているんです

 今週は、過去にいい思い出がたくさんある、天皇賞です。ボクの騎乗予定馬はアドマイヤグルーヴ。データからは苦戦と言われる牝馬ですが、今回のメンバーなら牡馬相手としても実績は上位ではありませんか? 意外と思われるかもしれませんが、ボク自身は楽しみにしているんです。

 今朝は栗東まで行きましたが、追い切りは乗らなくていいと言われてしまいました。先週、ボクが乗って坂路で49秒台の時計が出ているため、またあんな時計でやられてはかなわないと思ったのかもしれません(笑)。それだけ、仕上がっていると思うことにしています。

 以前は、牡馬相手だと妙に力を出し切れない面があったアドマイヤグルーヴですが、その点も今回はあえて気にしないことにしました。いい加減に慣れてくれた頃だと考えて、前向きで臨みます。

2005年04月24日

フローラSは本当に上手く乗ることができました

 代打で乗せてもらったディアデラノビアは、無事にその義務(オークスの出走権獲得)を果たすことができました。というよりも、勝ったのですからボクとしても大成果。ガツンとかかって行きそうな気性の馬をうまくなだめて、直線に瞬発力をまとめることができたのですから、本当に上手く乗ることができました。オークスでも、持てる力を全部出せた時にはいい勝負になるはずです。

 東京競馬場は新スタンドが完成していました。大きなスタンドだからといって、馬がそれを見てとかそんなことはなかったのですが、検量室が全面ガラス張りになって、僕らジョッキーの行動が丸見え。上野動物園のパンダになった気分で、ちょっと居心地が悪かったですね。見てほしいのは競馬ですから、改善の余地ありと感じました。

2005年04月20日

アドマイヤグルーヴ、ディアデラノビアの追い切り

 ビッグレースを勝った翌週にトレセンに行くのはなかなか気分がいいものです。「おめでとう!」と言われるのがうれしくない人はいないでしょうが、ボクは特にそうなのかもしれません。今日みたいな日は、自分から追い切りの騎乗依頼を探してでも栗東にやってきていたと思います。

 そんなことをしなくても仕事はありました。天皇賞の1週前、アドマイヤグルーヴの追い切りです。前走が太めで体のキレを欠いていたこともあり、今日の時点で目一杯にやっておきたかったというのが本音です。その結果が坂路49秒3。坂路で50秒を切ったのはボク自身初めての体験で、さすがに速いと感じました。これでもう、太め残りとは言わせないはずです。

 ディアデラノビアの追い切りも乗りました。こちらは、ガツンと来たら抑えるのが大変な感じで、いわゆる乗り難しいタイプ。かなりの能力は感じますが、距離延長で上手く乗れるかどうか不安もあります。

2005年04月17日

今夜はおいしい酒を飲みます

 勝った瞬間は、ホッとしたというのが正直な気持ち。でも、こうして一息ついてみると、あの素晴らしい勝ちっぷりを、どれだけ多くの人に見てもらえただろうか、ディープインパクトという名馬の存在をできるだけたくさんの人に知って欲しいという気持ちが強くなってきました。結果的に楽勝でしたが、ピンチは何度かありました。まずスタート。すぐそばでアドマイヤジャパンがゲート入りをごね、そのムチの音に敏感に反応してしまっていたあたりで出遅れは覚悟しましたが、まさかつまずいてしまうとまでは予想できません。

 あの時は、ノーリーズンの悪夢を思い出してヒヤッとしました。続く試練はバックストレッチでした。あわてずにゆっくりとポジションを上げて行こうと思っていたところに、内からローゼンクロイツに挑発されてしまい、またもヒヤリ。しかしボクが少し熱くなったのに、ディープは冷静で事なきを得ました。今日の大きなポイントでした。

 自然な形でいい位置まで上がって行けた3コーナーでしたが、なぜかそのあと急に気を抜いてしまったような手応えになったのです。4コーナーで左ムチを入れたのはそのため。ディープは初めての体験に明らかにビックリしたような表情でしたが、それだけではなく走るほうでも見事に反応。ギアがトップにスッと入って行く感触は最高でしたね。直線はうれしくなるぐらい伸びました。ムチを右に持ち代え、1発か2発当てたかもしれませんが、そんなことは関係なかったですね。完璧でした。

 次の夢、ダービーについては、少し時間を置いてからゆっくりと語らせてください。今夜はおいしい酒を飲みます。

2005年04月13日

皐月賞、ディープインパクトの追い切り

 皐月賞のディープインパクトの追い切りで栗東トレセンへ。動きは文句なしで、まさに絶好調。まだ道のりは長いので、こんなに良くなってしまって大丈夫?と心配したくなるほどでした。桜花賞が、ボクとしてはちょっと消化不良な結果だったので、この皐月賞は気持ちよく決めたい気持ちです。ファンの皆さんの期待の高さもよくわかっているつもりです。

2005年04月06日

ディープインパクトの1週前追い切りに乗りました

 皐月賞のディープインパクトの1週前の追い切りに乗りました。相変わらず気負いがなく、ゴールが近づくとそれを意識しているように、体が自然に沈んで音もなくスーッと伸びてくれるのが素晴らしいですね。このまま、素直に伸びて行ってほしいと願うだけです。

 桜花賞のエアメサイアも良かったですね。この馬は伊藤雄二先生が使える態勢にありながら、暮れのG1を見送ったのがファインプレーだったと思います。1戦ごとに良くなるというのは、こういう馬のことを指して言うのだと思います。それくらい、いい感じで来ています。

 武豊TVは、すでに第一回の収録が終わり、放映は8日になります。どんなデキなのかは皆さんの判断に任せますが、なにしろ第一回ですから長い目で見てください。これから徐々に良くなっていくはずです。