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日記・コラム

日記 2004年11月

2004年11月29日

史上初の同日G1ダブル開催はいかがでしたか

 史上初の同日G1ダブル開催はいかがでしたか。スタンドの3分の1がまだ工事中で使えない東京競馬場で、12万人ものファンの方にやってきていただけたのですから、ボクらの側から見るとまさに立錐の余地もない状態に見えました。この熱気を今週以降の競馬にも引き継いで行きたいものです。
 ジャパンカップダートは、2度目のコンビを組んだタイムパラドックスで、ボク自身サプライズな優勝。前回(JBCクラシック)はあまり上手に乗れていなかったのですが、今回はあとでビデオを見てもほぼ完璧に乗っていましたね。勝負どころで同じような位置にいたアドマイヤドンが外から追い上げて行くのを見て、ボクはインを狙ったのですが、これがうまく当たりました。抜け出すときに進路が狭くなりかけた場面もあったのですが、そこは馬が切り抜けてくれました。このぐらいの距離は非常に上手な競馬をする馬です。でも、ゴール前で勝利が確信できたときには、珍しくドキドキしました。
 ジャパンカップは、ゼンノロブロイの一人舞台でした。ボクのハーツクライは、荒れが目立つ馬場のできるだけいいところを選んで気持ちよく走らせてやろうとしたのですが、それでも集中力を欠いてしまう場面がありました。現時点ではキャリアの差が大きかったようです。
 今週はワールドスーパージョッキーズシリーズです。このところ外人騎手にいいところを持って行かれすぎなので、意地を見せなければいけないでしょう。

2004年11月24日

応援を宜しくお願いします

 先週のマイルCSは振り返るのも嫌なぐらいの結果。ファインモーションの最も悪い形になってしまい、力の半分も引き出せませんでした。まさに自滅で、ああなってしまってはペースも展開もありません。残念、無念です。
 今週は日本では初めてのG1レースの同日ダブル開催。ジャパンカップと、ジャパンカップ・ダートです。G1レースを惜しげもなく同じ日にバンバンやるのは欧米ではよくあることで、その華やかなムードはジョッキーのボクらでもウキウキするほど。日本でも、こうした試みは是非定着して欲しいものですが、来年はどうやら元に戻るようです。でも今年の結果次第では再度検討の対象になるでしょうから、何としても盛り上げたいと思っています。長く皆さんの記憶に残るような好レースをしたいですね。
 JCはハーツクライに、JCダートはタイムパラドックスに騎乗する予定。どちらも主役を張るにはもう一つ足りない馬ですが、できる限りのことはしてみましょう。応援を宜しくお願いします。

2004年11月16日

楽しみにしていたゴルフのイベントに出場してきました

 楽しみにしていたゴルフのイベントに出場してきました。場所は、タイガー・ウッズの来日で大いに盛り上がっている宮崎県のフェニックス・カントリークラブ。ボクはプロアマ混合の「フェニックス・チャレンジ」というマッチプレートーナメントに出させていただいたのです。若手の有望株として知られている星野英正プロがお相手だったので、万が一にも勝てるはずもありませんが、2ホールを先取した方が勝ちという超短期決戦。勝敗についてはテレビ放映されるまでのお楽しみということにさせてもらいます。
 最初の組に入れてもらい、しかもプロに先んじてティーに立つという気持ち良さはゴルフをする人ならわかりますよね。しかもその第一打がカッコよく決められただけでもアマチュアゴルファー冥利につきるというものでした。ジョッキーになりたてのころ、仲間や先輩に「お前は道を間違えた。悪いことは言わないから、今からでもゴルフに転向したほうがいい」とおだてられたことを思い出して、あの時にそそのかされておかしなことを考えなくて本当に良かったと、改めて思った一日でもありました。ゴルフがこんなに楽しくできるのも、アマチュアであればこそだからです。

※「フェニックスチャレンジ」 / 2004年12月18日(土)PM14:00〜15:24 (TBS系列にて放送予定)

2004年11月14日

本当にうれしい勝利です

 アドマイヤグルーヴが、今日は素晴らしい走りをしてくれました。エリザベス女王杯を見事に連覇です。
 牡馬に混じっての競走ではなんとなく浮ついた感じがするときがあるアドマイヤグルーヴですが、牝馬同士の競馬となると道中からちょっと違います。今日は前半から完璧な折り合い。最後は内目にコースがぽっかり開けたラッキーもありましたが、まずは完勝と言える内容だったと思います。けっこう役者がそろっている牝馬戦線ですが、そのなかでナンバーワン決定戦を2連覇というのは大したものです。今日は、いくら褒めても褒め足りません。
 ボク自身は、このレースを4年連続の勝利。狙ってできるものではなく、それだけいい馬に恵まれているということです。でも、ここまで来たら、できるだけ長く記録を延ばしたいという気持ちになりますよね。本当にうれしい勝利です。

2004年11月07日

今日の収穫&今後の予定

 今日の収穫は、新馬戦を快勝したサムライハートという期待馬。父サンデーサイレンス、母エアグルーヴという極め付きの良血馬が、将来の活躍を予感させるようなデビューを飾ってくれました。乗った感じ、まだまだ仕上がり途上のゆるさがありましたが、それでいて勝ってしまうのですからさすがです。記者の方に印象を聞かれて、思わず「お母さんにチンチンがついたような・・・」と語ってしまったので、明日の新聞にはそんな品のない談話が載るかもしれません。どうせ載るのなら、先に自分でバラしてしまうのが賢明と判断しました。その表現はともかくとして、これからが本当に楽しみになりました。
 来週のエリザベス女王杯の騎乗馬は、またまたボクの一存では到底決められない難題が持ち上がってきていたのですが、ファインモーションが翌週のマイルCSに回ってくれることになって、無事に解決しました。そうです。アドマイヤグルーヴに乗せてもらうことで決定です。

2004年11月01日

収穫ありの一戦でした

 天皇賞のアドマイヤグルーヴは、牡馬の強豪相手に3着と、実によく走ってくれました。最後の直線でこの馬本来のビュンと切れる脚を繰り出してくれたときには、一瞬勝ったのかと思ったほどでした。最後の最後は湿気を含んだ馬場に勢いを減殺されてしまった感じがしたので、パンパンの良馬場だったらわかりませんでした。これまでは牡馬相手のときは妙に浮ついたような競馬しかできなかったのですが、ようやくそういうシチュエーションに慣れてくれたのかもしれません。収穫ありの一戦でした。
 ダンスインザムードの2着好走にはちょっとビックリでした。秋華賞であれだけイレ込んでいた馬が、中1週で出てきて見違えるような気配。サラブレッドの変わり身は、本当に予測がつきません。