コラム
2008年03月19日
30代最後の1年、これまで通り一戦一戦を大事に
先週は土曜日がボクの39回目の誕生日。誰も祝ってくれなかったので、というのはウソですが、自分の手で重賞を勝ってお祝いすることができたのは幸せでした。よく走ってくれたダノンゴーゴーに感謝です。いまは短距離の差し馬という雰囲気ですが、何れはもう少し距離が延びても力が出せるようになると期待しています。日曜日の中山牝馬Sは、実はもっと勝ちたかった重賞でした。というのは、尊敬する兄弟子、河内洋調教師の重賞初勝利のチャンスだったからです。しかし、ちょっと足りずの4着。レース前から55キロのハンデが見込まれ過ぎなのではないかと思ってはいたのですが、あくまでも前向きに「ハンデキャッパーの目が正しければいいな」と考えるようにしていたのですが、レース後はやっぱりそこに敗因を求めたくなってしまいます。だって、オープン入り初戦で2着したとはいってもそのときが53キロ。勝ったわけでもないのに2キロ増というのは、長い騎手生活でも経験がありません。釈然としない気持ちを夜まで引きずってしまいました。
競馬週刊誌に重いシルシが並んだのがハンデが重くなった原因、とは言いませんが、ハンデキャッパーの先入観に少しでも影響を与えるものがあるとするならば、ハンデ戦だけは斤量が確定する前の時点では予想印を打たないとか、なにか配慮が必要なのではないかと思います。今回ばかりは、ハンデ戦のあり方について、本当に考えてしまいました。ファンの皆さんのご意見も伺いたいところです。河内さんには、次の機会にこそ恩返しをさせていただくつもりでいます。
今週からは30代最後の1年になります。一戦一戦、悔いを残さない騎乗を心がけていくのは、これまでと変わりませんが、40歳が近くなるとまた違う感慨がわいて来るものなのかもしれませんね。
2008年01月01日
昨年の武豊より巧いジョッキーを目標に
新年、明けましておめでとうございます。
今年も、いつものようにアメリカで年を越しました。大晦日も元旦も、きちんと競馬をやっている場所というのがボクの性に合っているんです。
2007年は、3000勝を達成しましたし、岡部さんが持っていた最多勝記録も塗り替えることができました。出だしは少しもたもたした印象を持たれてしまったかもしれませんが、全体としていい年だったと思います。有馬記念はいい結果が出せませんでしたが、最後の最後、大井の東京大賞典はヴァーミリアンが締めてくれました。あの1勝で、2008年もきっといい年になりそうな気がしてきています。
楽しみな馬は、ヴァーミリアン以外にもたくさんいます。現役続行のメイショウサムソンには今年こそ凱旋門賞の夢がかかりますし、3歳馬にもきっとスターが誕生するはずです。そんなことを考えると、今からワクワクします。
ボク自身は、何勝したいとか、数字での目標は立てないことにしました。3月には39歳になりますが、38歳の自分よりうまいジョッキーになることが一番の目標です。
今年も、武豊と競馬を、たくさん応援してください。宜しくお願いします。
2007年11月03日
皆さんに感謝、数字の重みを感じています
土曜日の第1レースで、通算3000勝を達成しました。朝早くから、たくさんのファンの皆さんに祝福の声援をいただき、感激しています。足踏みすることなく、最初の騎乗機会で決められたのはよかったのですが、その瞬間に間に合わなかった方には申し訳ないような気持ちもします。
2944勝のセレモニーからは、ホント、あっという間だった気がしますが、この大きな数字の積み重ねが持つ意味は非常に重いものを感じています。改めて、すべての皆さんに感謝しなければいけません。ありがとうございました。
次の表彰は4000勝でしょうか。その日を、何歳で、どんな状況で迎えられるのか、あるいは迎えられないのかわかりませんが、これからの1000勝の持つ意味はこれまで以上に重そうな気がしています。
今日は文化の日。プレゼンターをつとめてくれた弟・幸四郎の誕生日であり、長年に渡ってボクの競馬当日の身の回りの世話をしてくれている金子バレットの誕生日でもあります。記念に残る1日になりそうです。

