2008年8月号
小野伸二もう一度、アフリカのピッチで……
高橋史門●取材・文 text by Shimon Takahashi熊谷 貫●撮影 photo by Tsuranuku Kumagai
小野伸二は「天才」ゆえに常に第一線で戦ってきた。
しかしシドニー五輪予選での負傷以来、彼自身、
満足することはなかったに違いない。それでも、
サッカーをこよなく愛する彼は戦い続けた。そして
今、あの思い出の地、アフリカでの復活を誓う――。




「天才」は、必ず返り咲く――。イタリアではデル・ピエロが、スウェーデンではラーションが、ユーロ08で代表復帰を果たした。さて、日本ではどうか……。期待すべきはドイツW杯で不完全燃焼に終わった「黄金世代」の面々であろう。中でも「天才」と言うならば、小野伸二である。4年半にわたるオランダ、フェイエノールトでの輝かしい実績を引っ提げて浦和レッズに凱旋するも、その後の2年間は不遇の時期を過ごしてきた。だがしかし、今年1月、ブンデスリーガのボーフムに電撃移籍すると、そこですかさず結果を出した。
「代表には、戻りたい。日々努力していれば、必ず入れるという自信はあります」
復活の狼煙は上がった。はたして日本が誇る「天才」は何処へ向かうのか、その行方を知るべく、彼を直撃した。
自分の持ち味を出すのは
次のシーズンから
――ドイツでの生活は、だいぶ慣れてきましたか?
「もう、だいぶ。オランダと雰囲気もほとんど変わらないんですよね。建物だったり、街並みだったり。小さな町ですけど、すごく静かで。デュッセルドルフとかに行くと、日本人も多いし、日本食にも困らないので、食事面はまったく問題ないです」
――ご家族は一緒に?
「単身赴任というか、長女が日本の幼稚園に通っているので、その関係もあって、僕ひとりで行ってますけど」
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