SpecialColumn Girl's Eye

松原渓の大和撫子蹴球道

vol.8【なでしこジャパン】
"なでしこの大エース"
澤穂希選手

松原渓●取材・文
text by Kei Matsubara
photo by Daijyu Kitamura/AFLO SPORTS
photo by Atsushi Tomura/AFLO SPORT

8日、JFAハウスで行われた記者会見で北京オリンピック本大会に臨むなでしこジャパンメンバーが発表されました。

長くチームを支えたベテランの山郷選手(GK)が外れてしまうショックなニュースもありましたが、「選ばれなかった選手の分も頑張ります」と選ばれた選手はそれぞれに強い決意を語り、世界への挑戦はいよいよカウントダウンに入りました!

最終回は”なでしこジャパンの大エース”澤穂希選手です!

1991年、当時中学1年生(13)で読売メニーナ入団を果たすと1カ月後に読売ベレーザに昇格し、安定した活躍で2年後に代表デビュー。

1999年、21歳で渡米し、WUSA(プロリーグ)など5年間の海外経験を経て2004年に帰国。以来、日本女子サッカー界の象徴的存在としてピッチで躍動し続けています。

代表キャップ数は男女歴代1位。リーグでは200試合出場を達成し、ゴール数は代表・リーグ共に女子歴代1位。

代表暦は15年目に突入し、前人未踏の記録は今も更新中です。

澤選手の持ち味はなんと言っても多彩なゲームメイクの能力。

ピッチのどこからでもチャンスを演出できるプレイスタイルは”スーパーポリバレント”という表現が似合います。

裏のスペースに走るFWの足元にふわりと落ちるスルーパスでチャンスを演出。かと思えば、東アジア選手権の北朝鮮戦(3−2で勝利)の3点目のように、ストライカー顔負けのゴールを決めてくれる選手でもあります!

アイデアをフルに実現できるテクニックはもちろん、経験の蓄積があるからこその引き出しの多さがそのプレイを支えているのでしょう。

チームでも代表でも長くトップ下でプレイしてきた澤選手ですが、現在、代表ではボランチにコンバート。

佐々木監督のこの采配によって澤選手の視野はより低い位置から生かされる形になり、なでしこジャパンのパスサッカーは安定感を増したように見えます。

ボランチという新境地への適応力の高さは、東アジア選手権とアジアカップの両大会MVPを獲得したことでも証明されました。

女子サッカーがオリンピック種目となったアトランタ大会(96)、本大会を逃したシドニー大会(00)、初の予選リーグ突破を果たすも決勝トーナメントでアメリカに敗れて敗退となったアテネ大会(04)。

今回の代表メンバーの中で、澤選手はアトランタ五輪からの全ての大会に出場した唯一の選手。澤選手自身も語るように、今大会は悲願のメダル獲得を目指す「三度目の正直」です。

数々の記録を塗り替え、なでしこジャパンを牽引してきた日本のエースが”北京の歓喜”をもたらしてくれると信じて精一杯サポートしましょう!!!

☆プロフィール 澤 穂希 Sawa Homare

1978年9月6日 164cm / AB型

背番号は「10」140試合出場・69得点

松原渓(まつばら・けい)

1983年8月25日福岡生まれ東京育ち
AB型 162cm
趣味 サッカー、フットサル(南葛シューターズ主将)、バイク(ハーレー)
特技 英語(英検準一級)、卓球(区大会準優勝)、百人一首、俳句、短歌、剣玉
スポーツライターとしての活動も本格化。詳しくはブログや各媒体で。
また、2008日本代表スタジアムレポーターとしても活躍中。

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  • 西岡剛
    「奇襲作戦はすでに
    考えています」
  • 宮本慎也
    「最後のふたつを命がけで
    取りに行く」
  • ノンフィクション
    「敗者は今も夢を見る」
  • 反町ジャパン勝利への戦略
  • セルジオ越後ら識者が指南
    「リーグ突破の秘策はある」
  • 五輪代表の変遷
    「反町ジャパンは成長しているのか?」
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    〜選手達の本音に迫る」
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本誌冒頭記事紹介