
ディープスカイが直線抜け出しNHKマイルカップを制覇
<NHKマイルC>◇11日=東京◇G1◇芝1600メートル◇3歳◇出走18頭
3歳マイル王決定戦は1番人気のディープスカイ(牡3、栗東・昆)が快勝した。後方待機から直線で内を突いて抜け出し、毎日杯の勝利をステップに初のG1タイトルを奪取した。昆貢師(49)も初のG1制覇を達成。この後は6月1日東京のダービー(G1、芝2400メートル)が有力視される。
進路は最内。荒れ馬場を嫌った各馬が外を通る中、ディープスカイの四位騎手は、ぽっかりとあいたスペースを狙った。前にいたブラックシェルが動くのを待っていたかのように、仕掛けをワンテンポ遅らせてスパート。「ワクワクしながら追った」というあん上に呼応するように、メンバー最速の上がり3ハロン33秒9の決め手を発揮してみせた。
道中は後方5、6番手。前方の有力馬を望見できる位置でチャンスを待った。そして内へ−。「作戦だった。芝のレースを見ていたら、内はそれほど悪くなかった。9番枠だったから、この真ん中あたりの位置で回ってこようと思って」。思い描いた通りの勝利に、笑みがこぼれた。
昆師を中心とする厩舎スタッフは、愛馬にパーフェクトな仕上げを施した。毎日杯後は皐月賞に見向きもせず、ここを選択。小回りの中山より、直線が長い東京が向くとの判断だった。びっしり調教して、輸送があっても馬体重は増減なしの508キロ。ビルドアップされた体は、ひときわ目を引く。G1初制覇の昆師は「前走後は坂路を2本。体質が強くなって筋肉がついてくれた」と、その成長に目を細めた。
今後について昆師は「個人的には」と前置きした上で、ダービーへの出走をにおわせる。四位も「掛かる馬じゃないし、ぜひダービーへ」と意欲を見せた。G1連覇へと夢を広げる快勝劇。力でもぎ取った勲章を胸に、次はサラブレッドの頂点を狙う。【高橋悟史】
[日刊スポーツ:2008/05/12 09:04]
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