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ゴスホークケン負けない/NHKマイルC(日刊スポーツ)

ゴスホークケン負けない/NHKマイルC

07年12月、朝日杯FSで逃げきったゴスホークケンと勝浦騎手

<山本幸史のヤマを張れ>
 競馬記者歴1年2カ月の山本幸史(27)が、NHKマイルCも当てる。先週の天皇賞(春)はアドマイヤジュピタに◎を打ち、馬単4430円、3連複1880円を見事に的中。その勢いに乗って1面初登場。ゴスホークケンでG1連勝を狙う。先輩記者の鋭い突っ込みを軽くかわし、状態・展開・馬場状態から「負けない」と結論づけた。

 Q 前走ニュージーランドT12着、休み明けといっても負けすぎでは?(堀内=▲、※記者名の後の印はゴスホークケンの印)

 大先輩のお言葉ではありますが、もしや調整過程の異変に気付いてないのではありませんか? 1週前追い切りは坂路軽め、ウッド強めの予定が、坂路で52秒4という中途半端な時計が出てしまい負荷がかけられなかったんです。その焦りから競馬までの10日間は調教を詰め込みすぎ。気合を乗せるどころか、逆に覇気を奪う形になりました。
 牡馬にしては繊細なタイプで、調整の微妙なズレが実戦に影響した。斎藤誠師(37)も「馬に疲労だけを残す結果になった」と、反省していました。2歳王者としての始動戦。「ただのトライアルではない」という強い責任感が、馬にストレスを与えてしまった。あの敗戦は度外視できます。
 今回は予定通りの調整で順調にきました。1週前の4月30日に坂路からウッドで併せ馬。4日には坂路で200メートル14秒台(強めのキャンター)、そして7日の最終追い切りはウッドで5ハロン64秒9。ずっと調教をつけてきた伊藤直騎手も「前回とは雲泥の差。走りに力強さが出て、グングン良くなってきた」と、太鼓判を押しています。

 Q 土、日は雨予報だけど、道悪大丈夫?(水島=△)

 前走は確かに足をとられていました。でも、軟らかい馬場だけが敗因じゃないんです。スタート直後に腰を落とすアクシデントがありました。しかも、その不利で(右前の)落鉄までしてしまった。人間で言えば靴が脱げた状態です。左足がスパイク、右足が素足。これでは末続(日本短距離界のエース)だって走れませんよ。しかも、芝は軟らかい。もう、この時点で、他馬とはハンデがあったわけです。それでも向正面から4角までは4番手を追走。しっかり靴を履いていたら、あそこまで失速はしません。斎藤誠師も「神経質なタイプでリズムが狂うとそっぽを向く」と言っていました。道悪になっても条件は同じ。地力でカバーします。

 Q 差す脚あるとは思えないけど…(岡山=▲)

 朝日杯FSはスピードの違いで逃げ切っただけ。あれが本来の姿ではありません。実は4カ月の放牧から戻って、調教方法を変えたんです。ポリトラックからウッド中心へ。もともと体の前が勝っている体形で、車でいえば前輪駆動のような走りですが、休みを挟んだことで腰や尻が発達。バランスのいいフォームで、力強さが出ました。より負荷の大きいウッドで強く追えるようになり、切れも増した。もう、スピードだけに頼る一本調子ではありません。内田騎手も「行きたい馬がいれば、2〜4番手で」と、差す競馬をイメージしています。トモに力が付いた今なら、直線の坂を一気に伸びてくるシーンが目に浮かびます。

[日刊スポーツ:2008/05/10 08:57]

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