
今こそ、ガツーンと−。広岡氏は原監督を強力プッシュ!
阪神戦3タテを辛くも免れた原巨人だが、“2強”を引きずり降ろすにはまだ何かが足りない。巨人OB会副会長、広岡達朗氏(76)がゲキを飛ばした。
素人目にはまさかの出遅れだが、広岡氏はオープン戦序盤の段階から、「少なくとも独走はありえない。投手陣がそろった阪神が強い」と予言していた。「野球は総合力。巨人は楽観できるはずがない」と分析したからだ。とはいえ、広岡氏にとっても、小笠原、阿部が極度の不振に陥り、李承ヨプ、上原、高橋由、二岡が枕を並べて2軍落ちしている現状は想像を絶している。
「(浮上の鍵は)実績のあるベテランに、額面通りの働きをさせること。この1点に尽きますよ。選手本人だけでなく、首脳陣にも管理、指導する責任があります」と声を大にした。
広岡氏は西武監督時代、選手生活の晩年に入っていた田淵(現北京五輪日本代表コーチ)、大田(現ヤクルト打撃コーチ)らベテラン陣に対し、玄米食による体質改善、意識改革などを強く促して再生に成功。在任4年で優勝3回、日本一2回に輝いた。
「原(監督)は上原が2軍落ちした時、『あれだけの給料をもらっているんだから自分で乗り越えないといけない』と初めて厳しい言葉を口にした。あれくらいのことをもっと言っていい」と、指揮官の背中を押し「放任というのは、もっと成熟したチームが取る方法。首脳陣の管理、対策が不十分だったことが巨人の出遅れにつながったのではないか」と続けている。
また、「故障や不振を抱えた選手諸君に言いたいのは、『マイナス思考に陥ったら治らないぞ』ということ。小笠原は手術した左ひざが万全でないのが明らかだが、まじめな子だから一生懸命試合に出続けている。あの姿勢がある限りは望みがある」とエールを送った。巨人が強すぎた時代を知り、ヤクルト、西武に巨人魂を注入した偉大なるOBの声を、今こそ聞くときかもしれない。
[夕刊フジ:2008/05/09 17:21]
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